【2020年12月】手間を最小限にするトラリピの最新設定 3通貨ペア(カナダ・ユーロ・オージーキウイ)
2020年11月に4年の一度の大統領選挙を終えて、トラリピの設定を見直しました。
かねてから、通貨ペアを絞る予定でいましたが、含み損が大きすぎて切るに切れない状況が続いていましたが、大統領選を終えワクチンニュースもあり、含み損がかなり減ったため、思い切って損切を決行しました。
撤退した通貨ペアは下記の4通貨ペアです。
- NZD/USD
- NZD/JPY
- ZAR/JPY
- MXN/JPY
NZD/USDとNZD/JPYは11月初旬に撤退し、ZAR/JPYとMXN/JPYは11月中旬に撤退を実施しました。
そして、現在の稼働通貨ペアは3通貨です。で年利10~15%を目指して運用をしていきます。
- CAD/JPY
- EUR/JPY
- AUD/NZD
出来るだけメンテナンスを少くなくできるような設定にしておきます。
現在運用通貨ペア
現在稼働中の通貨ペアは3通貨ペアです。
- CAD/JPY
- EUR/JPY
- AUD/NZD
基本設定は下記の表にまとめおきます。
利益金額の※印は決済トレールありに設定しています。
CAD/JPYとEUR/EUR/JPYでマルチハーフとして運用しつつ、AUD/NZDのコア両建で利益を積み重ねていく戦法です。
カナダドル円(CAD/JPY)の運用方針
基本レンジの設定には15年ほどで算出しました。リーマンショック時の最安値の68円以下まで耐えられるようにしました。
運用資金がそこそこ大きいため、実際に70円付近になったときにロスカットレートを下げるのは困難だと感じているため、65円を目安に資金を入れてあります。
2020年12月現在のすべての設定を公開します。
CAD/JPYの基本設定
基本設定は、74.6~85.8円のレンジの10pips間隔です。3本に分けている理由は、もともと40pips間隔でスタートさせて、挟み込みを実施したためです。
通貨ペア | 売買 | レンジ | 注文金額(万) | トラップ本数 | 利益金額 | 想定資金 | ロスカットレート |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CAD/JPY | 買 | 74.700 ~ 85.700 | 0.1 | 56 | 900 | 100万 | 64.94 |
CAD/JPY | 買 | 74.800 ~ 85.600 | 0.1 | 28 | 500 | 50万 | 64.94 |
CAD/JPY | 買 | 74.600 ~ 85.400 | 0.1 | 28 | 500 | 50万 | 64.86 |
利益幅は500円と900円で分けました。動きが少ない時も、トレンドが発生したときも、しっかりと利益を取るためです。
ロスカットレートは65円を目安に資金用意しています。
CAD/JPYの積立設定
基本設定で10pips間隔で配置しているため、これ以上狭くするよりも、その時々の価格付近に配置したほうが資金効率がいいため、追加設定を行っています。
まずは、積立トラリピ(トッピングリピート)です。私は、毎月2万円+毎月のトラリピ利益を合計したものでトラップの追加を行います。
通貨ペア | 売買 | レンジ | 注文金額(万) | トラップ本数 | 利益金額 | 想定資金 | ロスカットレート |
---|---|---|---|---|---|---|---|
保有ポジションをすべて消化したときは、再設定を行います。再設定の目安は、設定するときの価格を中心に、上に1円、下に1.5円で設定を行います。
12月10日にすべてのポジションが決済されたため、予定通り、設定変更を行いました。最新の設定は下記のとおりです。
通貨ペア | 売買 | レンジ | 注文金額(万) | トラップ本数 | 利益金額 | 想定資金 | ロスカットレート |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CAD/JPY | 買 | 79.976 ~ 82.472 | 0.2 | 17 | 700 トレール |
65万 | 64.70 |
上がってもよし!下がってもよし!となるように変更しました。
CAD/JPYのブロック追加
基本想定レンジを4分割して、分割したところにまとまった資金でトラップを仕掛けています。
ブロック | レンジ | 資金 |
---|---|---|
ブロック① | 83.0~85.0 | 24万 |
ブロック② | 80.0~83.0 | 50万 |
ブロック③ | 77.0~80.0 | 50万 |
ブロック④ | 75.0~77.0 | 16万 |
150万円あれば全部のブロックに追加することが可能ですが、2020年12月時点でカナダドル円の価格は80~81円です。ブロック①、④にトラップを仕掛けるのは資金効率が悪いため、ブロック②、③のみに仕掛けます。
通貨ペア | 売買 | レンジ | 注文金額(万) | トラップ本数 | 利益金額 | 想定資金 | ロスカットレート |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CAD/JPY | 買 | 80.080 ~ 82.980 | 0.1 | 26 | 700 トレール |
50万 | 64.89 |
資金が少ない場合で基本トラップが仕掛けられない場合は、こちらのブロック②、③のみでも効率よく運用ができると思います。
12月10日にブロック③のポジションが決済され、一時82円を抜けてきたため、ブロック③の設定をすこし変更しました。
通貨ペア | 売買 | レンジ | 注文金額(万) | トラップ本数 | 利益金額 | 想定資金 | ロスカットレート |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CAD/JPY | 買 | 77.963 ~ 81.015 | 0.1 | 29 | 700 トレール |
50万 | 64.84 |
この設定のコンセプトは、コロナショック後のレンジにしっかりとはように変更してあります。ただし、現在でもレンジアウトしているため、下がってこないようなら再度変更をする予定です。
ユーロ円(EUR/JPY)の運用方針
ユーロ円を売りで運用すると、スワップポイントがマイナスになりにくく、カナダドル円と相関性も0.88とか高いため、CAD/JPY買・EUR/JPY売は相性がいいです。
引用元:セントラル短資FX
カナダドル | ユーロ | |
円安 | 含み損が減る | 含み損が増える |
円高 | 含み損が増える | 含み損が減る |
こちらの記事で過去にバックテストを行っています。
https://masaralog.comtoraripi-mente/
バックテストをベースにCAD/JPYの資金との兼ね合いで設定を決めています。
EUR/JPYの基本設定
基本設定は、120.1~136.1円のレンジの40pips間隔です。ロスカットレートは150円で想定しています。
通貨ペア | 売買 | レンジ | 注文金額(万) | トラップ本数 | 利益金額 | 想定資金 | ロスカットレート |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EUR/JPY | 売 | 120.10 ~ 136.10 | 0.1 | 21 | 1,000 | 59万 | 150.188 |
EUR/JPY | 売 | 120.50 ~ 135.70 | 0.1 | 20 | 1,000 | 56万 | 150.097 |
もう少しせめてもいいのですが、バックテストはあくまでも過去のデータのため想定外が起きたときに、対応しきれなくなる可能性があるためこちらの設定で落ち着きました。
EUR/JPYのブロック追加
EUR/JPYのブロックは基本設定の中心部に挟み込みで設定しました。
通貨ペア | 売買 | レンジ | 注文金額(万) | トラップ本数 | 利益金額 | 想定資金 | ロスカットレート |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EUR/JPY | 売 | 120.30 ~ 127.10 | 0.1 | 18 | 800 トレール |
60万 | 150.994 |
基本設定を合わせて、120.1~127.1は20pips間隔になっています。127円を大きく抜けたら、追加で設定を行っていこうと思います。設定は基本設定に挟み込みを実施するだけです。レンジも最大136円です。
EUR/JPYの資金計算
EUR/JPYの資金管理は、ロスカットレートが150円になるように計算をしています。しかし、実際にはCAD/JPYの資金をそのまま流用するため、トラリピ口座に追加で資金は入れていません。
現在のCAD/JPYは80円付近で推移しており、78円以下や83円以上のポジションは持っていません。そのため資金に余裕が生まれています。
実際に、EUR/JPYが130円になったときには、CAD/JPYは85円を抜けている可能性が非常に高いと推測します。
過去のバックテストをグラフにしたものを見てみると、オレンジとブルーのグラフが同時に高くなることはないことが分かります。
ただし、カナダドルとユーロでは必要証拠金が約2倍違いうため、そこは注意してください。
私はの設定は、カナダ4に対して、ユーロ1で計算しています。
基本設定はカナダ10pipsに対してユーロ40pips、そこにブロック設定を追加しています。
オージーキウイ(AUD/NZD)の運用方針
トラリピ史上最強通貨のオージーキウイが2020年9月末に登場したたため私も参戦しました。もともと、ループイフダンやマーパートナーで運用していましたが、スペック的にも問題のないトラリピで運用をスタートしました。
こちらは10年チャートです。かなり安値圏で推移していることがわかります。
そのため、今回は5年チャートで設定を検討しました。
「頭と尻尾はくれてやれ」という投資の格言があるように、コアレンジだけに仕掛けるようにしました。
AUD/NZDの基本設定
基本設定は1.025~1.110のコアレンジにしてあります。5年チャートだと下は1.0、上は1.143ですが、そこまできれいに仕掛けると資金効率が悪くなるためおこないません。
通貨ペア | 売買 | レンジ | 注文金額(万) | トラップ本数 | 利益金額 | 想定資金 | ロスカットレート |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AUD/NZD | 売 | 1.0530 ~ 1.1090 | 0.1 | 29 | 8 | 25万 | 1.15 |
AUD/NZD | 売 | 1.0520 ~ 1.1080 | 0.1 | 29 | 2 | 25万 | 1.15 |
AUD/NZD | 買 | 1.0260 ~ 1.0820 | 0.1 | 29 | 2 | 25万 | 0.976 |
AUD/NZD | 買 | 1.0250 ~ 1.0810 | 0.1 | 29 | 2 | 25万 | 0.975 |
利益幅の違うトラップを1本づつ仕掛けてあります。実際には10pipsずらしてありますが、大差はないでしょう。
利益幅を変えてある理由ですが、本来、利益幅をを広くしたほうが利益が伸ばせて、スプレット負けをしないといわれています。実際にバックテストでも利益幅が広いほうが良い結果になりました。
しかし、マネースクエアさんが公式で出したバックテスト結果は、狭いほうが利益が良かった結果がでていました。
公式ページのバックテスト結果となれば、それに従うのもありかと思い、利益幅の広いものと狭いものに分けて運用をしています。
大きく動いても、小さく動いてもしっかり利益が出せる設定になったと思います。
トラリピ最強通貨の利益率
トラリピ最強通貨とうたわれるオージーキウイの設定は25万円で1セットの両建てになっています。
11月初旬から運用を始めて、12月12日時点で、換算年利で40%超えになっています。
AUD/NZD | 利益 | 換算年利 |
---|---|---|
8ドル幅 | 11,641 | 41.1% |
2ドル幅 | 7,773 | 26.9% |
合計 | 19,414 | 33.7% |
さすがに最強通貨をうたうだけの利益率になっています。
だだし、あまり資金を入れるとレンジアウトしたときに、ドキドキになるため、ほどほどにしておきます。
まとめ
以上が2020年12月時点でのトラリピの設定です。円高でも円安でも稼げるように、カナダドル円とユーロ円を仕掛けて、いつでも稼げるオージーキウイをトッピングして全体を整えた設定になっています。
全体の狙いは、月利1%程度、年間10~15%くいらを目標にしています。FXでは穏やかなせってだと思っていますが、あまりリスクを取りすぎて、ロスカットをされようものならばダメージが大きくて立ち直ることができなくなるため、ほどほどにしてあります。
時間をかけてしっかりと運用をして、資産形成をしていきます。
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