楽天証券CFDがサービスイン!平均点は超えている!?
2021年1月末より、楽天証券がCFDの取引をスタートしました。先行で株価指数CFDの取引がスタートし、5月17日より商品CFDの取引可能になりました。
私の株価指数取引のメイン口座はGMOクリック証券、サブでIG証券を利用していますが、楽天証券CFDが使えるサービスか確認してメリットがあれば併用も検討していきます。
楽天証券のHPでざっと仕様を確認したところ、下記の特徴があります。
- 取引手数料無料
- 取引銘柄が豊富
- MT4で自動売買が可能
特に特徴的なのは、MT4を使って自動売買が可能な点です。
お仕事や家事で忙しい方には、自動売買が利用可能なのは大きなメリットです。
CFDとは差金決済取引のこと
ところで、さっきからCFD、CFDっていってるけど、CFDなに?
CFDとは差金決済取引といって、現物の株などを取引きするのではなく、取引開始~取引終了時の差額で取引をするサービスだよ
買いだけではなく、売りからも取引が可能、また大きな枠でとらえるとFXもCFD一部だね。
CFDは一言でいうと、差金決済取引のことで、現物の株や商品、外貨を持たずに、取引開始時と終了時の価格差により利益や損失が発生するデリバティブ取引です。
CFDの内訳は、株価指数CFDや商品CFD、FXのことを指していますが、一般には、外国為替のことはFX、それ以外の株式、株価指数、商品、債券等はCFDと呼ぶことが多いです。
証券会社も同様に、外国為替をFX、それ以外をCFDと分類しています。
CFDはレバレッジ取引が可能なため、少ない資金でも効率的に取引が可能です。
楽天証券CFDの魅力
楽天証券はFX(外国為替差金決済)はありましたが、CFDの取扱がありませんでした。
2021年1月より株価指数CFDの取り扱いがスタートし、5月17日より商品CFDもスタートしています。
楽天証券CFDの主な特徴は、下記の通りです。
- 取引手数料無料
- 取引銘柄が豊富
- MT4で自動売買が可能
取引手数料が無料
楽天証券CFDの1回あたりの取引手数料は無料になっています。スプレッドだけはかかりますが、取引手数料が無料なのは大きいです。
例えば、取引所CFDのくりっく株365は取引手数料が必要です。新規と決済で2取引になるため、多く取引をすればかなりの違いがでます。
実際に、私も2019年にくりっく株365で取引をおこなって来ましたが、新規20取引、決済20取引の40取引で約6,000円ほど手数料を払っています。
楽天証券CFDは手数料が無料のため、デイトレードにもスイングトレードにも向いていて、手軽に取引が可能です。
取引銘柄が豊富
楽天CFDには大きく分けて2種類あります。株価指数CFDと商品CFDです。
株価指数CFDは全部7指数で、主要な指数は取引できます。
銘柄名 (日本語表記) | 通貨 | 1Lotあたり の価額 | 最低取引数量 | 必要最低証拠金(参考例) 指数価格、通貨価格によって変動 |
---|---|---|---|---|
JP225 (日本225) | 円 | 株価指数 ×10 | 1lot | 約2.5万円 前提・計算式 JP225=[25,000]円 [25,000]円×10×1lot×10%=25,000円 |
US30 (米国30) | ドル | 株価指数 ×1 | 0.1lot | 約3万円 前提・計算式 US30=[30,000]ドル 1ドル=100円 [30,000]ドル×1×0.1lot×10%=300ドル 300ドル×100円=30,000円 |
US500 (米国500) | ドル | 株価指数 ×1 | 1lot | 約3万円 前提・計算式 US500=[3,000]ドル 1ドル=100円 [3000]ドル×1×1lot×10%=300ドル 300ドル×100円=30,000円 |
NAS100 (米国NAS100) | ドル | 株価指数 ×1 | 1lot | 約10万円 前提・計算式 NAS100=[10,000]ドル 1ドル=100円 [10,000]ドル×1×1lot×10%=1,000ドル 1,000ドル×100円=100,000円 |
UK100 (イギリス100) | ポンド | 株価指数 ×1 | 0.1lot | 約0.84万円 前提・計算式 UK100=[6,000]ポンド 1ポンド=140円 [6,000]ポンド×1×0.1lot×10%=60ポンド 60ポンド×140円=8,400円 |
GER30 (ドイツ30) | ユーロ | 株価指数 ×1 | 0.1lot | 約1.6万円 前提・計算式 GER30=[13,000]ユーロ 1ユーロ=120円 [13,000]ユーロ×1×0.1lot×10%=130ユーロ 130ユーロ×120円=15,600円 |
EU50 (ユーロ50) | ユーロ | 株価指数 ×1 | 0.1lot | 約0.4万円 前提・計算式 EU50=[3,000]ユーロ 1ユーロ=120円 [3,000]ユーロ×1×0.1lot×10%=30ユーロ 30ユーロ×120円=3,600円 |
商品CFDはラインナップは3種類です。ゴールド・シルバー・原油と完璧なラインナップです。
銘柄名 (日本語表記) | 通貨 | 1Lotあたり の価額 | 最低取引数量 | 必要最低証拠金(参考例) 指数価格、通貨価格によって変動 |
---|---|---|---|---|
XAUUSD (金) | ドル | 1トロイオンス | 1lot | 約1万円 前提・計算式 XAUUSD=[1,900]ドル 1ドル=100円 [1,900]ドル×1lot×1×5%=95ドル 95ドル×100円=9,500円 |
XAGUSD (銀) | ドル | 10トロイオンス | 1lot | 約0.13円 前提・計算式 XAGUSD=[25]ドル 1ドル=100円 [25]ドル×1lot×10×5%=12.5ドル 12.5ドル×100円=1,250円 |
USOIL (原油) | ドル | 10バレル | 1lot | 約0.2万円 前提・計算式 USOIL=[40]ドル 1ドル=100円 [40]ドル×1lot×10×5%=20ドル 20ドル×100円=2,000円 |
MT4で取引(自動売買可能)
専用のアプリはありませんが、世界標準のMT4が利用可能です。EAを使えば自動売買も可能になります。
私はMT4の自動売買は詳しくありませんが、トラップトレードも可能なため、うまく設定を行えば、それなりの成績が出せそうです。
MT4は一般的にはレンタルVPSを利用することをおすすめしています。自宅のPCの電源入れっぱなしでトレードも可能ですが、万が一、PCの電源が落ちたりすると機会損失が発生するためVPSをレンタルするのが一般的です。
おすすめのVPSはお名前.com デスクトップクラウド
楽天証券CFDと他社CFDと比べて
今のメインCFD口座はGMOクリック証券で、サブでIG証券を利用しています。
今回楽天証券がCFDに参入したことで、今利用してるGMOクリック証券とIG証券を比べてみました。
取引手数料に関してはすべて口座で無料になっているため比較するのはスプレッドになります。
銘柄名 (日本語表記) | 楽天証券 | GMOクリック証券 | IG証券 |
JP225 (日本225 | 5.0 | 3.0~5.0 | 7.0〜30 |
US30 (米国30) | 4.0 | 3.0~5.0 | 2.4~9.8 |
US500 (米国500) | 2.0 | 0.6~3 | 0.4~1.5 |
NAS100 (米国NAS100) | 0.5 | 0.5~1.3 | 2.0~5.0 |
UK100 (イギリス100) | 2.4 | 1.0~1.5 | 1.0~4.0 |
GER30 (ドイツ30) | 6.7 | 1.2~2.3 | 1.2~5.0 |
EU50 (ユーロ50) | 1.7 | 2.0~3.3 | 1.5~3.0 |
楽天証券CFDも頑張っている方です。平均点は取れていると思います。
自動売買が利用可能
他社では自動売買ができません。自動売買を行うなら、MT4が使える楽天証券CFDになります。
自動売買好きな私としては、ぜひともMT4をマスターして株価指数CFDで自動売買を行いたいところです。
楽天証券に期待しているところは、CFDも「らくらく担保」に対応してほしい
実は楽天証券には、「らくらく担保」という代用有価証券サービスがあります。
現在は、信用口座のみに代用が可能ですが、今後はFXも対応予定のため、CFDも対応してほしいところです。
そうなれば、投資信託や現物株式の預かり資金を効率よくCFDに利用可能になります。
まとめ:CFDで自動売買を行うならおすすめ
- 取引手数料無料
- 取引銘柄が豊富
- MT4で自動売買が可能
楽天証券CFDの特徴を見てきましたが、他社と大きな違いはMT4を利用した自動売買が可能な点です。
ここは、他社よりも優れている点です。MT4でEAを使いこなせれば、すべて自動でトレードすることも可能です。
スプレッドも一部銘柄については、他社よりも優れていし、平均点はとれているため、使いやすいと思います。
銘柄名 (日本語表記) | 楽天証券 | GMOクリック証券 | IG証券 |
JP225 (日本225 | 5.0 | 3.0~5.0 | 7.0〜30 |
US30 (米国30) | 4.0 | 3.0~5.0 | 2.4~9.8 |
US500 (米国500) | 2.0 | 0.6~3 | 0.4~1.5 |
NAS100 (米国NAS100) | 0.5 | 0.5~1.3 | 2.0~5.0 |
UK100 (イギリス100) | 2.4 | 1.0~1.5 | 1.0~4.0 |
GER30 (ドイツ30) | 6.7 | 1.2~2.3 | 1.2~5.0 |
EU50 (ユーロ50) | 1.7 | 2.0~3.3 | 1.5~3.0 |
また、楽天証券には代用有価証券のサービスに是非CFDも取り入れてほしいです。
代用有価証券が利用できるようになれば、楽天証券CFDはもっと使いやすいサービスにります。ぜひとも対応をお願いします。
楽天証券さん、代用有価証券にCFDも対応お願いします。
代用FX対応も早めにお願いします
\手数料無料で自動売買も可能/
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